ベランダガーデンの作り方
ベランダガーデンの作り方から設置も含めてのご参考です。
各種ガーデニング用品を組み合わせて、おしゃれなベランダガーデンを完成させてください。
プランニング ・・ベランダの採寸
横幅・奥行を採寸します。設計図面に記載の寸法は壁芯からのため、
実際の寸法より大きくなっています。実寸で計測してください。
通常は排水溝手前までウッドデッキを敷きますが、排水溝の上にも敷かれたい場合は、
かぶせる君の使用で設置可能。サイズオーダー出来るので、様々な排水溝に対応可能です。
※排水溝にかぶせる君を置いて設置した例
ウッドデッキの余白には玉砂利を敷かれることで、変化が生まれ、よりお庭らしくなりますが、
排水溝側にそのまま敷きますと水の流れが悪くなり玉砂利が汚れるため、かぶせる君を置いて
その上に玉砂利を乗せてください。もしくは建物側に玉砂利を敷いてください。
※建物側に玉砂利を敷いた例
排水溝側に玉砂利を敷かれたい場合、下写真のようにウッドデッキ匠と同じ素材・色に
塗装した角材を玉砂利留めとして置くことも可能です。
※排水溝前に玉砂利留めの角材を置いた例 (塗装あり/角の面取りあり)
ベランダガーデンの設計・ウッドデッキ等の枚数計算
ベランダの採寸が終わりましたら、方眼紙やExcelを使用して、1/25-1/50など
書きやすい縮尺で採寸したベランダを書き入れてください。
記入項目はベランダとの出入り口、排水溝、室外機などの位置です。
※Excelを使用して作成した例 実際の施工例はこちら
※Excelを使用して作成した例 実際の施工例はこちら
ウッドデッキ匠
ベランダへの出入り口からウッドデッキを敷き詰める設計をしていきます。
ウッドデッキは、樹脂ジョイント付きタイプ、すのこタイプよりお選びいただけます。
樹脂ジョイント付きデッキの場合のデザイン例・・奥行120cm×横幅240cmの場合
30cm×30cmデッキの敷き方例・・小さめのベランダや、傾斜(段差)のきついベランダにおすすめ。
(1) 平行に敷く方法・・すっきりとシンプルなデザイン
(2) 市松模様に敷く方法・・華やかなデザイン
(3) 変則的な組み合わせ方法・・オリジナルデザインが可能に
30cm×60cmと30cm×30cmのウッドパネルの組み合わせ・・広めのベランダにおすすめです。
(1) 平行に敷く方法・・すっきりとシンプルなデザイン
(2) 交互に敷く方法・・変化、流れが生まれるデザイン
(3) 2枚ずつを1組に市松模様に敷く方法・・ダイナミックなデザイン
ワンポイント <ベランダに余白が出る場合>
1. 余る幅分の樹脂部分を裏面より、ノコギリや大きめのハサミで切ります。
2. 木の部分は樹脂に固定しておりますので一緒にはずれます。
3. 最後にすでに敷いてあるウッドデッキにつなげて完成です。
4. 切ることにより7.5cm/15cm/22.5cm/×30cmのウッドデッキになります。
下は樹脂ジョイント付きデッキですが、すのこタイプのデッキもノコギリで簡単に切ることが可能。 |
樹脂部分だけ切ります |
→ |
順番に切っていきます |
→ |
30cm→15cm幅になりました |
ガーデンテーブルやチェアを置かれる場合には、ベランダが狭くならないよう、
余裕を持って設置するようプランニングしてください。
こんな方法も!
大きめの方眼紙に、縮尺どおりのウッドデッキ等を紙で作って置くことにより
デザインを決めていく方法もあります。手間ですが、わかりやすいのがメリットです。
また、枚数計算がご面倒な場合、必要数の8割程度のデッキをまず発注されたり、
ベランダの半分程度の設置にされる方もいらっしゃいます。
ガーデニング用品の配置をどうするか
ラティスや、睡蓮鉢やガーデンライトなどをうまく配置することで、さらにお庭らしくなります。
また、室外機カバーは平たんなベランダに高低差を演出し、花台としても活躍します。
小物類は位置を真ん中にすると不自然になるため、目線より少しずらして配置するのがポイントです。
植物は最初の数を控えめにされることがコツです。
ガーデニング用品の設置
資材
設計図をもとに、ウッドデッキや砂利などのガーデニング用品を注文しておきます。
重量物扱いでの配送(時間指定不可便)となります関係で、延着する場合もあります。
作業する前の到着日にしてください。
着工
ベランダを掃除し、ゴミなどを取り除きます。まずはウッドデッキを敷き詰めます。
また、ラティスフェンスを設置する場合はシュロ縄や針金、結束バンドを使うと簡単です。
次に睡蓮鉢、ガーデンライトなどのガーデニング用品を設置していきます。
設置が終わりましたら、余白の部分に砂利を敷き詰めてください。3cm-5cmの厚さが目安になります。
最後に植物やガーデンファニチャーを設置することで完成です。
ガーデニング用品や植物など ・・よりお庭らしい雰囲気に
植物はガーデンを引き立てますが、アジアンガーデンなどでやし等の観葉植物を置かれる場合は、
冬場室内に入れることも計算する必要があります。
シンボルツリーなど大きめの樹木を利用する場合、下草にシダ類や季節の草花、ハーブなどを
寄せ植えすることによってより華やかな雰囲気となります。また、大きめの鉢を配置すると見栄えします。
ベランダは風通しがよいため、ハーブの栽培もおすすめです。
ベランダガーデンのメンテナンス ・・簡単なお手入れで、素足で楽しめます。
ウッドデッキ匠は角の部分をきちんと面取りして、表面はサンダー掛けしていますので、
雑巾等でふいてやることで、素足でお使いいただけます。
また、1-2年おきに上塗りすることで、よりきれいな状態で楽しめます。
ホームセンター等で販売の水性塗料(木材・木部用)をご使用ください。
ベランダガーデンのよさは、リビングに匹敵するもう一つの部屋やお子様の遊び場になることです。
ガーデンテーブルやチェアを設置することで、手軽にくつろぎの空間を楽しむことが可能です。
また、土の部分が少ないため、メンテナンスが通常のお庭に比べて容易ですので、
おしゃれな空間を手間をかけずに維持しやすくなります。
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