6月25日(日)
友人から「ウチの庭にある花だけど、名前を教えて~。」とメールが来ました。すごく可愛くて、お花が次々と咲くのだけど名前が分からないのが気持ち悪い、とのことでした。この子の名前はギンバイカです。雄しべが花弁よりも長いのが特徴です。暖かな地中海地方が原産地なので、寒さに弱く関東以西で育ちます。この写真は家の門の前の花壇で撮ってくれたそうですが、地植えだけでなく、鉢植えでも大丈夫です。
夕暮れ時の撮影なので、ちょっと青みがかって幻想的な雰囲気ですが、お花自体は真っ白です。右となりのニューサイランがいい感じですね。ギンバイカはギリシア神話では、美の女神ヴィーナスと愛の象徴やアフロディーテの神木とされるそうです。英名はマートル(Myrtle)といいます。少し前にイギリスに滞在したときにお世話になった女性のお名前が、Myrtleさんでしたが彼女は自分の名前の由来を「その辺にある潅木の名前と一緒で、両親がどうしてこの名前をつけたのか分からない」と話していました。そのときは私もそこまで知らなかったのでなんとも言えませんでしたが、またお会いする機会があったら、素敵な由来をぜひ教えてあげたいです。