2005年12月28日(水)
Hampton Court へ行ってきました。イギリスの冬は日没が早く、寒いですが日中には短い時間、明るい日差しが注ぎます。
Hampton Court は、ヨーロッパの大規模庭園らしく、右の写真のように、シンメトリカル(左右対象)な構成になっている場所が多かったです。
こうだだっ広い場所では、植物というよりも何か建物に囲まれているような印象がありますが私は玄関脇や窓辺のように比較的狭い範囲でのシンメトリーが好きです。
そのほか、今回の訪問で良く見かけた構図が、真ん中に高さのある植物を配置して、周囲に地面に接するくらいに低い植物を植えるというもの。冬のガーデンでは寒さにも比較的強い単葉植物が用いられています。
この写真では、比較的寒さに強いコルディリネが使われています。コルディリネは、日本でも少しずつ見られるようになってきました。赤いものもあるので、色彩に乏しい冬の庭の強い味方です。地植えだけではなく、鉢植えにしても素敵です。
Hampton Court のとなりを流れるテムズ川に浮かぶボートの上にもコルディリネを使った鉢植えが飾られていました。ボートの手すりのはっきりしたブルーと鉢植えのブルーが、ボート全体のアクセントとなって風景を引き締めていますね。
鉢植えの色と植物の色を合わせても素敵です。左の写真の鉢のボーダー模様の緑と植物の色がよく合っていますね。右は、ちょっと剪定が必要ですが、単葉植物の斑と白い鉢がマッチしています。